富士山撮影に観光客殺到、コンビニが謝罪 町は目隠しの幕で対策

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富士山撮影を目的とする観光客が殺到しているコンビニ店舗が住民らへの謝罪文を出した/Philip Fong/AFP/Getty Images

富士山撮影を目的とする観光客が殺到しているコンビニ店舗が住民らへの謝罪文を出した/Philip Fong/AFP/Getty Images

(CNN) 山梨県富士河口湖町のコンビニエンスストア「ローソン」が富士山撮影の名所として話題を呼び、観光客が殺到したことから、このほど町が大胆な対策を発表し、ローソンは近隣住民らへの謝罪文を出した。

話題になったのは、ローソンの建物と背後にそびえる富士山の構図。当局によると、写真を撮ろうと詰めかけた人々がごみを捨てたり、道路に立って交通妨害になったりする例が相次ぎ、近隣の事業所から町議会に苦情が寄せられていた。

これに対して町は先日、現地に目隠しを立てる対策を発表。高さ約2.5メートルの幕の設置を今月末までに完了するとしている。

ローソンは写真撮影を勧めていたわけではないが、5日に近隣住民や店舗の利用客らに向けて「ご迷惑とご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。迷惑行為を防止するために、ごみ捨てや交通妨害をやめるよう呼び掛ける多言語の看板を掲げ、警備員の配置の配置も検討するという。

日本では2022年末に新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための制限が解除されてから、「リベンジ旅行」の客が急増。今年3月は外国からの旅行者数が過去最多を記録した。その多くが同じ目的地に集中し、京都の路地や富士山の遊歩道で大混雑が起きている。

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